★コピックなどのイラストマーカーで上手にキャラを描けたらいいなと思ったことはありませんか。
入学や卒業、就職などの時期、皆様も色紙やサイン帳にイラストを描く機会もあるかと思います。
色紙といえば、手描きならではのよさがありますよね(*´ω`*) でも、マーカーで描くアナログイラストはCGと違って、一発描きだし、うまく描けなくて失敗しちゃうこともあるかと思います。(それに、コピックを買いそろえるには値段が高いし…)
今回は、100円ショップのダイソーで発売された、コピックに似たイラストマーカーを使って色紙に簡単なイラストを描くコツをやりたいと思います。
☆100円ショップイラストマーカーとは
100円ショップで発売されたコピックマーカーに似たイラストマーカーで、色数は少ないけれど、クリアブレンダー(透明色)があるので色をぼかすこともできちゃうんです。
●道具はこれだけ
今回、描くのに使う道具の紹介をします!左から色を塗るためのイラストマーカーが4本、コピックライナー、シャーペンと消しゴムです。…これだけです。色紙に描いたキャラ絵を少ない色数で、簡単でかわいく塗ってみたいと思います!
●下描きをしよう
デジタルと違って、手描きのアナログ絵はちょっと緊張する人もいるかと思います。
色紙にえんぴつやシャーペンで下描きを描いて、消しゴムで何回も消したりしていると、だんだん紙がボロボロになってしまったり、黒ずんでしまったりすることもありますよね。
☆下描きのやり方は2通りあります。
「直接、色紙に描いていく方法」と「別の紙に描いたものを鉛筆転写して描く方法」です。
●色紙に直に下書きを描く
はじめは、直接、色紙に描くコツをやります。
直接色紙に下描きを描くコツは、とにかく線を薄く描く事です。そうすると間違えても消しやすいですし、汚れにくくなるかと思います。
あとは、消しゴムで消すとき、力を入れすぎないことです。
それでも、消したり描いたりして色紙がボロボロになってしまうという人は、下描きを別の紙に書いて転写する方法がおすすめです。
●色紙に下描きを転写する方法
イラストの鉛筆転写のやり方を説明します。
コピー用紙など別紙に下書きを描いて、その紙の裏に濃い鉛筆でゴシゴシ塗って、カーボンをつくります。(もし、厚紙に描いてしまった場合はコピーしてください)これは転写をするためのお手製の鉛筆カーボンです。
これを色紙にかぶせ、上から輪郭線をボールペンでなぞっていきます。そうすると色紙に絵が転写できます。
★転写の方法はコチラを見てくださいね☆(転写のやり方が詳しく載ってます)
●下描き完成
はい、下描きができました。色紙も100円ショップのものです。通常のサイズだと大きくて描くのが大変なので、ちょっとだけ小さいサイズのものを選んでいます。わたしの場合はこんな感じに、直接色紙に薄く下描きをして、ペン入れをしています。
●ペン入れをしよう
ペン入れにはコピックライナーを使っています。
この絵には0.05と0.3を使いました。輪郭などの太い線は0.3、まつ毛や服の模様(肩口のストライプ模様)などの細い線は0.05でなぞっています。
ペン入れの基本は、太い線と細い線を描き分けるということです。なのでペンは最低2本あるといいでしょう。このなぞるペンですが、これだけは100円ショップのものだと、にじみが気になってわたし的にはダメでしたので、コピックライナーに頼りました。(コピックライナーは1本200円!にじまないし、これもお手頃だと思いますね)
●黒い部分をかっこよく塗ってみよう
続いて黒い部分をかっこよく塗ってみましょう。実はこの部分は絵をかわいく見せるための重要なポイントです。まつ毛を黒く塗るのはパターンかと思いますが、それ以外は服のパーツを部分的に黒く塗ったり、影になってる部分を少しだけ塗っていきます。絵をかわいくしたい場合、顔には黒影をつけない方が無難です。この黒く塗る場所ですが全体の白と黒のバランスを考えながら塗ります。とは言っても最初は難しいかもしれないので、好きな絵を真似ることから始めるのがいいかと思います。
●顔の部分のアップ
まつ毛は黒く塗りつぶし、瞳はカケアミのような斜線を使って仕上げます。
●服の部分のアップ
服の内側の影の部分は真っ黒にぜず、部分的にカケアミのように塗ります。
●リボンのアップ
リボンも斜め線を重ねて黒っぽくしています。こうすることで真っ黒にべタで塗りつぶすよりも立体的に見えます。
いかがでしょうか?黒い部分を作って塗るだけでも、簡単に仕上げたモノクロのイラストになりました。
続いて、2パターンの塗り方をやっていきたいと思います。
左は背景だけ塗った絵で、右はキャラクターだけ塗った絵になっています。
簡単にかわいく塗るコツは「全部塗る必要はない」ということです。色紙絵ってアナログだからこそ、ラフな感じの魅力があるように思いますね。
ここで100円ショップのイラストマーカーの登場です。なんと2本で100円だよ♪でわでわ、この4色を使って塗っていきたいと思います。
左から「ウォータブルー」「クリアブレンダ」「ピンク」「パールオレンジ」です。
これはDaisoで買いました。セリアとキャンドゥでもイラストマーカーが発売されたみたいですね。(まだ買ってないですが色々試してみようと思ってます♪)
あの…余談ですが、このマーカー、実はキャップがすごく硬くて開けづらいんですよね。Σ(゚д゚lll)ガーン
色に関係なく全部そうなんです。……もう少しキャップが開けやすいといいのになぁと…。で、いちいち開けるの時間かかるから、使う色だけキャップ開けっ放しで作業しました〜!
それでは、肌色を塗っていきたいと思いまーす。
●肌を塗ってみよう
最初に肌色を塗ります。ここでは簡単な塗り方にするため、全体に肌色は塗らずに、頬の赤身の部分と、口の中、後は影になっていると思われる部分をぼかし塗りしています。
通常のぼかし塗りは色を塗る前にクリアブレンダー(透明色)を先に塗る場合が多いかと思いますが、色紙の場合はマーカーの渇きが早いので、先にパールオレンジ(薄いピンク色)を塗ってからクリアブレンダーでぼかす方がオススメです。顔はお化粧するような感じで塗っていくといいでしょう。
●髪の毛を塗ってみよう。
髪の毛はウォーターブルー(水色)で塗っていきます。ここでも全体に塗らずに髪の毛が光っている部分を塗り残しながら、立体的に見えるように塗っていきます。
*光と影って何?という方はコチラのワンポイントアドバイスを参考にしてみてください。
●続いて服の袖の部分を塗ってみよう(≧ω≦)
袖の部分はベタ塗りなので、先に周りを囲むように塗ってから中をベタ塗りする方がはみ出しにくいです。
これで水色が塗り終わりました。最後にピンクをベタ塗りで塗っていきます。
濃いピンクを入れることで絵が華やかになりました〜☆
はい、これで完成しました!!
この塗り方はキャラクターを全体的に細かく塗るよりはるかに楽で簡単だと思います。
※でわ、続いてキャラクターは塗らずに、背景だけを塗る方法で仕上げてみたいと思います。
今度はもっと簡単に、かわいく仕上げてみましょう。
最初に左右に青いラインを描いて、なるべく均一になるように模様を描きます。ここではひし形にみえるように白い部分を塗り残しながら塗っています。
今度はピンクでひし形を描いていきます。キャラ絵がアップなので背景の模様は小さめに描くのがコツですね。大きなひし形模様にならないようにするときれいかと思います。
あまり色数が多いとごちゃごちゃしてしまうので、2色くらいがオススメですね。
これで完成!!ですッ
キャラクターを塗らなくても、かわいらしく仕上がりました!
この描き方はキャラクターの輪郭線がわかりやすくて、黒い線がきれいにみえる塗り方かと思います。超簡単にかわいくきれいに見せる方法ですね。
いかがでしたか?
今回は100円ショップのイラストマーカーを使って、簡単でかわいいキャラの描き方をやってみました。
皆様もかわいい色紙イラストを描いて、誰かにプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
今回は「色紙にコピックでキャラを描く」というテーマで、失敗しにくい下書き、ペン入れ、目や肌、髪の色塗りと、簡単にきれいに見える描き方をやりたいと思います。
色紙にえんぴつで下描きを描いて、消しゴムで何回も消したりしていると、だんだん紙がボロボロになってしまった経験はありませんか?
紙が毛羽立ったり黒ずんだりしてしまうと色を塗ってもうまくいきません。
そこでこれを防ぐために、直接色紙に下描きをするのではなく、コピー用紙などの薄い紙に下描きをします。
下描きができました。
次に下描きした紙を裏返して、2Bか、3Bくらいの鉛筆で裏を塗りつぶしていきます。
(塗りつぶすのは、透けて見えてる線の上だけで大丈夫!全部真っ黒にする必要はないです)
この作業は鉛筆カーボンを作って、下描きを色紙に転写する準備のためにやっています。
色紙を用意します。
ここでは、標準サイズよりも小さめの色紙を使っています
色紙を裏返して、
さっき作った下描きの紙(鉛筆カーボン)と重ね合わせます。
色紙の裏に下描きの紙をセロテープで固定
(上だけ固定すれば大丈夫、下はちょっと折り曲げるくらいでOK〜☆)
赤いボールペンで下描きの線をやや強めになぞります。(黒いボールペンだと、どこをなぞっているのか分かりずらいため、色つきペンでね)
ちゃんと写せてるか不安になったら、下からめくってチェックしてみよう
転写ができました。
もちろん色紙の紙はボロボロになってない!一発描きしたみたいなきれいな下描きですな
わたしが好きでよく使ってるのが0.3のコピックライナーです。
色紙の場合は0.3〜0.5のやや太めのペンで輪郭をなぞると見栄えがすると思います
コピックを準備します(ごちゃごちゃだわ…)
今回は、かわいく、また簡単に塗るため、
色数を減らして、少ない色で塗ってみたいと思います。
色を塗るまえに、ペン入れした色紙のコピーをとってください
いきなり塗らず、そのコピーの紙にためし塗りして、何色で塗るかここで決めていきます。
(色紙は一発勝負!だからためし塗りで色選びミスを防ごう)
先に薄い色(肌色)から塗っていきます。簡単に塗るため、色紙の白地を生かして、影の部分にだけ肌色を塗っていきます。全部塗りつぶすよりも、塗る面積が少なくてラクラクです☆
*影の部分って?という方はコチラのワンポイントアドバイスを参考にしてみてください。
次は髪を塗っていきます。
ここでも白地を生かして、髪の影の部分だけを塗っていきます。髪の光の部分を塗り残す(白地を塗り残す)という考え方の方がやりやすいかも(*^o^*)
わたしがよく肌色で使っているのがCM25です。
ピンクはRV04を使ってみました。(発色がきれいだと目立ちます)
使った色数は全部で4色です。
肌色、ピンク、青、黄色のみを使い、簡単にかわいく仕上げています。
最後の仕上げは、ほっぺの赤い部分をピンクの色鉛筆で(お化粧するみたいに)薄く塗ります。ぼかしたい部分は色鉛筆を使うといいですヨ
これで完成!!ですッ
色紙の一番大切なところはやはり目です。目はきりりと濃い色で塗ると上手に見えます。
皆様もかわいい色紙イラストを描いて、誰かにプレゼントしてみてはいかがでしょう?
丘田ぽんち:イラストレーター
複数のマンガ系専門校にてキャラクターの描き方を担当してます。
★詳しいプロフィールはコチラから
●お知らせ
ブログにて4コマ漫画はじめました
(*゚▽゚)ノ
友人のスーパーでのバイト経験談を元ネタに、スーパーマーケットを舞台にした日常4コマ漫画「レジ友★調査記」描きはじめました。
★4コマ漫画はコチラから
丘田ぽんち:イラストレーター
マンガ系専門校にてキャラクターを担当してます。
詳しいプロフィールはコチラから
★私が携わった書籍のご紹介★
★晋遊舎さま発行の【イラストスーパーテクニック】にて「イラストスーパーテクニック講座・キャラクターの描き方・デザイン」を担当させていただきました。
今回はピンポイントでキャラクターの描き方(女の子バージョン)などが載ってます。
★晋遊舎さま発行の【DrawBoys -男の子を描く!-】にて「イラストテクニック講座・男女の描き分けを理解しキャラクターをつくる」を担当させていただきました。
キャラクターのつくり方(男の子バージョン)男の子らしいしぐさのコツなどが載ってます。
★宝島社さま発行の【ディズニーキャラクターイラストポーズ集】にて、私がイラストの解説アドバイザーを担当させていただきました。
この本はディズニーイラストのHow to Drawブックです。独特の動きやしぐさ、デフォルメなどのディズニーアニメの表現をていねいにわかりやすく解説しています。
★本の詳細はコチラから
(リンク先では本の中身を少し見ることができます)