★マンガ・アニメキャラのデフォルメ
デフォルメのという言葉を、皆さんも聞いた覚えがあるかと思います。
デフォルメのパターンはいろいろありますが、今回は下の絵のように、おおまかに3パターンで説明していきたいと思います。。
そもそもキャラクターってデフォルメしてるから、キャラクターなんですよね!?
「リアルデフォルメ」は実際の人間に近い体つき。
「普通デフォルメ」は漫画でよくありがちな体つきです。
「超デフォルメ」はファンタジー系なんかの漫画でありがちな体つきかな〜ぁと思います。
ここでポイントなのが、服装もキャラに合わせて、デフォルメしているっていうところです。ここもチェックしてくださいね☆
左から右にいくほどセーラー服がだんだん衣装化(コスチューム)になってますよね。
★下の座りポーズも、その一例です。
細いウエストが好きなら思いっきり細く、長い脚が好きなら思いっきり長く、極端に自分のかわいいと思う身体に変えちゃうのが、超デフォルメ☆
上達してきたら、キャラクターの身体を自分好みにデフォルメ(改造)してみようo(≧▽≦)o
★次は女の子と比較するという意味で男の子のデフォルメも見ていきましょう〜☆
キャラのデフォルメに合わせて、服装もデフォルメするって説明しましたが、服のデザインは変えないで、「描き方」だけを変えて、コスチューム化することもできるんです(*^-^)
ここで大切なのがキャラ全体の描き方というか…雰囲気の違いがわかるかどうかなのですが、左の絵を普通な感じの描き方と考えた場合、右の絵はカクカクした感じの描き方になっていますよね。
とりあえずこの雰囲気の違いがわかれば、デフォルメの違いがわかる!と思います。
(デフォルメの違いがわからないと、描くことができないので…確認です)
★次に、部分的にデフォルメの違いを見ていきましょう〜☆
普通デフォルメと超デフォルメとではどこが違うのか比較してみてください。
デフォルメって誇張するってことですよね。右の超デフォルメのほうがその誇張がおおげさになっています。腕が細くて手だけが大きい、ウエストが超細いなど…右の絵の方が誇張が大きいですよね。
体の誇張がおおきいので、それに合わせて服装も誇張を大きくしています。
(リボンネクタイなど大きく描いてるってことです)
ここでポイントなのが、両方とも服のデザインが同じというところです。
同じデザインであっても描き方の違い(デフォルメの違い)で衣装っぽくできるんです。
超デフォルメの方が衣装(コスチューム)っぽいですよね。ここもチェックしてくださいね☆
ここで服のデフォルメについてもふれておきたいと思います。
キャラクターの体のデフォルメは普通にして、服だけを超デフォルメの服装にすることもあります。
この場合は普通の女の子がかわいい衣装を着ているといった印象になります。キャラが個性的にみえることが多いので、オススメだョ☆
★レトロ調のデフォルメと服
最後にレトロ調のデフォルメについても触れておきたいと思います。
下のセーラー服姿の女の子を比較してみましょう。
みなさんは、この描き方の違いを見てどんな印象を受けるでしょうか?
キャラクターのデフォルメはそのときの流行の画風の影響で、少しずつ変化しています。服のデザインや表現も、デフォルメに合わせて変わっていくんですね。
皆さんの絵のお役に立つことがあれば、うれしいです(-^〇^-)
★普通のデフォルメキャラを描こう編〜
かわいらしいポーズを描くためには、人物クロッキーや、人物写真を見てデッサンの練習をするのが一般的だけど、マンガやアニメのキャラクターはかなりデフォルメされていて、リアルな人物とは違っています。
手足は長いし、目だって大きく描くし、鼻だって…点みたいだったりしますよね…(*´ I `*)リアル人物をそのまんま模写してもキャラクターにはなりませんから…。
でも、リアルな人物をオリジナルでデフォルメするのは超大変!そこで、すでにデフォルメされているフィギュア(立体)使ってデッサンの練習をするのが近道ですよ!
最近では、デッサン用フィギュアなどもあり、以前のデッサン人形よりも
リアルなポーズがつくれて人気ですが、今回は身近にあるグッズなどのフィギュアを使いたいと思います。いろんな角度から見て模写することで、立体の勉強になります!
まずは正面を描いて、次は横向き、あとはフカンなどの難しいポーズを描いてみてください。最初はかなり難しいかと思うけれど、人物の形が頭の中にちゃんと入れば、想像で描けるようになります。フィギュアを正面から見て、その後ろ向きの姿を頭の中で想像してみてください。
想像した後、フィギュアの後ろ向きを見て確認してみましょう。
この訓練が立体を想像する力を鍛えます。チャレンジしてみて(*^o^*)
★ワンポイントアドバイス!
フィギィアを見るときは両目ではなく、片目で見るといいです。
両目だといろんな多面的に見えてしまって固定した角度でデッサンしづらいので。
参考になればうれしいです(*`・∀・´*)
SDキャラのフィギュアを見ながらちびキャラの練習をしよう
人物クロッキーや、人物写真を見てデッサンの練習をするのが一般的だけど、マンガやアニメのキャラクターはかなりデフォルメされていて、リアルな人物とは違っています。手足は長いし、目だって大きく描くし、鼻だって…点みたいだったりしますよね…(*´
I `*)
リアル人物をそのまんま模写してもキャラクターにはなりませんから…。
でも、リアルな人物をオリジナルでデフォルメするのは超大変!
そこで、すでにデフォルメされているフィギュア(立体)使ってデッサンの練習をするのが近道ですよ!
これは2頭身のフィギュア(*^o^*) ミニキャラって超かわいい!
こんな風に立体を見ながら描くと、とってもデッサンの勉強になります。
とくにSDキャラは頭が超デカイので首のつき方が難しいのですよ〜!
首は細く短く描くとかわいくなります。ほとんど首なんて無い状態ですけどね。
★ワンポイントアドバイス!
このSDキャラは、大人の体系のキャラの頭身を小さくデフォルメしたものです。子供じゃないので服装に気をつけてね☆
参考になればうれしいです(*`・∀・´*)
丘田ぽんち:イラストレーター
複数のマンガ系専門校にてキャラタクーの描き方を担当してます。
★詳しいプロフィールはコチラから
丘田ぽんち:イラストレーター
マンガ系専門校にてキャラクターを担当してます。
詳しいプロフィールはコチラから
★私が携わった書籍のご紹介★
★晋遊舎さま発行の【イラストスーパーテクニック】にて「イラストスーパーテクニック講座・キャラクターの描き方・デザイン」を担当させていただきました。
今回はピンポイントでキャラクターの描き方(女の子バージョン)などが載ってます。
★晋遊舎さま発行の【DrawBoys -男の子を描く!-】にて「イラストテクニック講座・男女の描き分けを理解しキャラクターをつくる」を担当させていただきました。
キャラクターのつくり方(男の子バージョン)男の子らしいしぐさのコツなどが載ってます。
★宝島社さま発行の【ディズニーキャラクターイラストポーズ集】にて、私がイラストの解説アドバイザーを担当させていただきました。
この本はディズニーイラストのHow to Drawブックです。独特の動きやしぐさ、デフォルメなどのディズニーアニメの表現をていねいにわかりやすく解説しています。
★本の詳細はコチラから
(リンク先では本の中身を少し見ることができます)