★☆★☆かわいいキャラクターの描き方 (☆´∀`人´∀`★)
かわいいって色々ありますよね。
今回は、日ごろわたしがキャラクターを描くとき、"どうやったらかわいくなるかな"と考えているところを、作業の手順の中で書いていきたいと思います(o>ω<o)
まず最初に、頭の中で描きたい女の子をイメージするところからスタートします☆
●自分の中で「かわいいと思うところ」を発見して描こう!
ここで思い出したのですが、マンガスクールの生徒さんで「かわいいキャラが描けない」と言う人の中には、ここの考える作業を、あまりやっていないように感じる事があります。
「かわいらしさ」って色々あると思います(*´ω`*) 清楚なかわいらしさや、ボーイッシュなかわいらしさ、華やかなかわいらしさなどなど…。
あなたの好きな「かわいらしさ」を意識しながら、気持ちをこめて(性格を考えながら)描くとかわいくなると思います。
でも、自分がどんなキャラが「すごくかわいい」と感じるか、わからない時は、あなたが、かわいいと感じるキャライラストを集めてみるのもいいと思います。
集めたキャラクターの共通の部分(髪型や顔立ちなど)が、あなたの「かわいい」と感じるところだと思います。自分の中の「かわいい」と思うところを発見して描いていきましょう!!
……と、えらそうな事を言っても、うぅ〜ん、わたしも実際悩みます…。
しばし何を描こうか考え中〜☆
…そして、頭の中にぼんやりとイメージしたのが、かわいい獣耳の女の子
あぁ…ベタだけど、やっぱり獣耳の女の子が好きかなぁ〜☆
…ってことで、とりあえず キャラクターは猫耳の女の子を描くことに決めました。
次はポーズを考えます。
…幼い感じの女の子にしようと思うので…その幼さが強調できるような、ポーズは何か…?
何かに失敗してるシーンがいいかなと思い、そこで思いついたのが、洋服のボタンが上手に縫えなくて困ってるシーンです。
まずはアタリから…。(上の絵)肩をすくめて洋服を縫っているポーズをおおまかに。でもアタリを描きながら、洋服のボタンを縫ってるシーンより、針に糸が通せないシーンの方が、より、幼い女の子っぽくてかわいいかなぁと思い、ちょこっとシーンを変更しました(・c_・`)
●ポーズに動きをつけてみる
今回は、上半身を少しひねったりして、ぺったん座りをさせたり動きをつけてます。ポーズに動きをつけるのもかわいらしさのコツ。
※かわいいポーズについて詳しくは
コチラをどうぞ
上の絵は、アタリとラフの中間です。
わかりやすいようにアタリを赤色の線にしてあります。ラフの線は黒色です。ここでは試しに猫耳をパンダみたいな丸い耳にして、似合うかどうか試してみました。
●かわいい顔を描くために
アタリからラフに描きおこす時、顔の部分がうまくいかないとその絵を描くのがイヤになったりすることってありますよね…。
これは、やっぱり練習することでしか上達しないですね…(ノД`)
※顔の描き方についてのアドバイスは
コチラから
※目の描き方についてのアドバイスは
コチラから
最終的なラフ絵。
描き込んでるうちに、やっぱりパンダ耳はやめて普通の猫耳に変更…。
なんとなく…普通の猫耳がいいよね…ってことで…(ノД`)
しっぽも、太ももの間からチラッと見えてます…この辺が、かわいいと思い、なにげにこだわってみましたぁ。
●服のデザインや着こなしもアレンジする
※服をかわいく魅せるアドバイスは
コチラから
上の絵は本番用にクリーンナップした線画です〜(o>ω<o)
ごちゃごちゃしたラフの線を、きれいな1本の線になるように(透かして)トレースしていきます。
ここでのポイントは線に強弱をつけて描くこと!均一な太さの線よりもきれいに見えます。
気合を入れ直して、ここから彩色スタート(*`・ω・´) ゴー!
まずはベタ塗りから!わたしは大体の色をここで決めちゃいます☆
もちろん最終的には色の変更もありますが、とりあえず大体を決めておきます。
次に肌と、髪の毛の陰影を塗っていきます。
ここでは、わかりやすいようにアニメ風のくっきりとした陰影で処理しています。すると平面的な絵が…ちょっと立体的に見えてきますよね?
キャラクターの彩色が完成!!
針に糸が通せないで照れ笑いしている猫耳娘のイラストです〜o(≧▽≦)o
ここまでは線画にカラー着彩をしてきましたが、モノクロ(白黒)のイラストも簡単に描くことが出来ます。
同じ線画をもう一枚コピーして、今度はモノクロイラストを描いてみましょう〜(o>ω<o)
カラーイラストと同じように陰影をつけてモノクロで処理していきます☆
まずは、下にあるように影の指定からするとやりやすいかと思います。個人的に…。(やりにくければ指定しなくても大丈夫、この辺の手順は人それぞれです)
陰影の形(影の形)はカラー彩色のものとまったく同じ形です。
このように陰影については、カラーもモノクロも基本は同じなのです。
(詳しくはコチラ)
次は、まえにやった指定を元に、黒ベタを入れていきます。
髪とスカートに入れたら、きりっと引き締まった感じになりましたよね?
最後にスクリーントーンを貼って完成させましょう〜(o>ω<o)
ここでも、まえにやった影指定を元に、肌や、髪、服などにトーンを貼っていきます。
最後に、目や髪の一番明るい部分にホワイトを入れて完成させます☆
なんとなくモノクロイラストは不得意、描きにくいな、と感じられている方の参考になればうれしいデス(*ゝω・`)
さてキャラクターだけ完成しても、まだ途中段階でした…。次は背景のコツをやります。
背景といっても写真のようなリアルなものから、色々な色を組み合わせたデザイン背景まで様々ですが、今回は簡単なデザイン処理で、キャラクターをもっとかわいく魅せるものをやりたいと思います(≧ω≦)
@ラインを使ったデザイン背景
バックに色をのせて、ライン(線)でアクセントをつけるポピュラーな効果処理です。色のメリハリが強くシャープな印象になります。
A星を使ったデザイン背景
バックにグラデーションで色をのせて、星や羽、ドット(点)などをランダムに描いてアクセントをつけるポピュラーな効果処理です
ライン(線)のデザインと比べると、やわらかい印象の画面になります。
■デザイン背景の描き方の続きは
コチラから>>>
丘田ぽんち:イラストレーター
複数のマンガ系専門校にてキャラタクーの描き方を担当してます。
★詳しいプロフィールはコチラから
私、丘田ぽんちが秋葉原にて、こだわりの教室「コミキャラ(コミックキャラクター)教室」を開講することになりました。
この教室は、描きたいキャラクターを描く方法や、あなたが普段描いているキャラクターを添削して、よりよくしていこうという、キャラクターを描くことに特化した初心者向けのマンガイラスト教室です。
★レッスン内容はコチラから
「こういう教室って、若い人ばかりじゃないの?」と、ご質問をいただくこともありますが、おとなの方のためのレッスンも行っています、歓迎いたします!
★お気軽にお問合せください。(*^-^)
教室は、JR秋葉原駅より徒歩7分、JR浅草橋駅からは徒歩4分です。通いやすい場所です。
*当教室の紹介ページはコチラ
丘田ぽんち:イラストレーター
マンガ系専門校にてキャラクターを担当してます。
詳しいプロフィールはコチラから
★私が携わった書籍のご紹介★
★晋遊舎さま発行の【イラストスーパーテクニック】にて「イラストスーパーテクニック講座・キャラクターの描き方・デザイン」を担当させていただきました。
今回はピンポイントでキャラクターの描き方(女の子バージョン)などが載ってます。
★晋遊舎さま発行の【DrawBoys -男の子を描く!-】にて「イラストテクニック講座・男女の描き分けを理解しキャラクターをつくる」を担当させていただきました。
キャラクターのつくり方(男の子バージョン)男の子らしいしぐさのコツなどが載ってます。
★宝島社さま発行の【ディズニーキャラクターイラストポーズ集】にて、私がイラストの解説アドバイザーを担当させていただきました。
この本はディズニーイラストのHow to Drawブックです。独特の動きやしぐさ、デフォルメなどのディズニーアニメの表現をていねいにわかりやすく解説しています。
★本の詳細はコチラから
(リンク先では本の中身を少し見ることができます)